編纂委員会

編纂にあたって

2007年7月難病支援ネット北海道が正式にスタートした。

この会の第一の仕事は、戦後の患者運動を通して、日本の社会保障の歴史を振り返る「日本の患者会」年表編と資料編の編纂である。

この事業の中心となる伊藤たておさんは、日本の戦前のハンセン病収容施設における活動に端を発するこの運動を「決して上からのものではなく、同じ苦しみを味わう人が一人でも少なくなるようにとの名もなき地域の患者や家族の力に支えられた運動」であり戦後日本の社会保障制度の形成に大きな影響を与えてきた」と簡潔に整理している。
編纂の目的は、歴史を回顧するだけでなく、人権問題としての生存権を根底に据えて医療と福祉の改善をもとめる患者の主体的な活動を発展させる連帯とネットワークの構築に寄与するものでありたい。

そして、病気や、障害があっても、生きていてよかったと思えるような人生を支える社会を築く当事者の力がエンパワーされるような歴史の編纂を目指したい。

高齢であり、当事者でもない私がこのような大事業の編纂委員長の任につくのは、はたして適切か、自問自答を繰り返しているが、選手交代できる若い人材がこの作業の中で早く育つことを願いつつこの事業を側面から支えてゆきたい。皆様のあたたかいご協力とご支援を賜りたい。

2008年4月5日

日本の患者会編纂委員会
委員長 児島美都子

助成

  • 2007年度、2008年度、2009年度 ファイザープログラム
    〜心とからだのヘルスケアに関する市民活動・市民研究支援
  • 2007年 小島要一、チエ子基金
  • 2011年 北海道新聞社社会福祉振興基金
  • 2013年 コープさっぽろ社会福祉基金地域福祉助成団体助成
  • 2013年 北海道共同募金会 赤い羽根共同募金助成金
  • 2013(平成25)年度 厚生労働省委托事業「難病患者サポート事業」
  • 2014(平成26)年度 厚生労働省「難病患者サポート事業」補助金
  • 2015(平成27)年度 厚生労働省「難病患者サポート事業」補助金
  • 2016(平成28)年度 厚生労働省「難病患者サポート事業」補助金
  • 2017(平成29)年度 厚生労働省「難病患者サポート事業」補助金

編纂委員会

日本の患者会編纂委員会委員長 児島 美都子

日本福祉大学名誉教授
地域にむすぶ高齢者の医療と福祉 出版社: ミネルヴァ書房 / 障害をもつということ
出版社: 一橋出版 / 社会福祉の法律入門 出版社: 有斐閣; 第3版版 / 新 医療ソーシャル
ワーカー論—その制度的確立をもとめて 出版社: ミネルヴァ書房など

編纂委員会メンバー

伊藤 たてお

特定非営利活動法人難病支援ネット・ジャパン 代表
元 財団法人北海道難病連 代表理事
元 一般社団法人日本難病・疾病団体協議会(JPA) 代表理事

永森 志織

特定非営利活動法人難病支援ネット・ジャパン 理事
日本の患者会WEB版 事務局
全国難病センター研究会 事務局
元 財団法人北海道難病連 相談室

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